もう1つ、背景として新興市場を取り巻く環境の微妙な変化も挙げられる。足元、携帯電話組み込みソフトのACCESSや、SNSサイト運営のグリーなど、すでに好業績発表済みの銘柄が強烈な上昇を演じている。東証1部企業が為替差損や海外売上高の急激な縮小に苦しむ中、国内売上高がほとんどを占めるネット系企業には堅調な業績動向が伝わっており、選別的な買い注文を集めやすい素地も整っていた。
1月29日取引終了後に発表された決算は、連結売上高が78億8800万円、経常利益は16億6100万円。通期計画と比較した進捗率は売上高で75.8%、経常利益で79.8%と順調な推移となっている。加えて2月末割り当てで1対3の株式分割を実施することも発表された。現在のスタートトゥデイ株は28万円前後で取引されているが、株式分割実施後は、単純計算で10万円以下からの取引が可能となる。
EC関連の勝ち組企業として業績面から評価が高まることが予想される上、今後は株式分割を控えて株主権利を狙う動きも活発化していきそうだ。
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