Acerの関係者は米国時間1月28日、同社初のスマートフォンが近々発表されるということを認めた。なお、この発表はAcerがスマートフォンメーカーのE-TENを買収してから1年も経たないうちに行われることになる。
台湾のPCメーカーであるAcerは、2月にスペインのバルセロナで開催される「Mobile World Congress」において行われるプレスイベントへの招待状を送付し始めたところである。このイベントには、同社の社長兼最高経営責任者(CEO)であるGianfranco Lanci氏とスマートハンドヘルド部門のAymar de Lencquesaing氏も出席することになっている。送付された招待状には「スマートフォン製品群」のローンチと書かれているため、例えば過去に行われたAppleの「iPhone」イベントや、Palmの「Palm Pre」発表の場のように、単一のモデルやデバイスに焦点を当てるイベントではなさそうである。
AcerがE-TENの買収から1年も経たないうちにスマートフォン市場に参入する道を見つけたというのであれば、Dellはどうしているのか、という疑問が湧いてくる。テキサスに本拠を置くPCメーカーであるDellは過去2年の間に、同社のコンシューマー向けビジネスの建て直しをほぼ完了させたものの、特に注力しているのはノートPC製品群となっている。
Dellはこの期間に、かつてMotorolaの携帯電話部門の責任者を務めていたRon Garriques氏を雇い入れているが、まだ何の動きもない。同社がハンドヘルド市場から撤退してもうすぐ2年が経とうとしているものの、われわれがこれまでに耳にしたのは、同社CEOであるMichael Dell氏が2008年7月に言った、新たなスマートフォンの開発に「取り組んでいると言ってもよいような状態」にあるという簡単な言葉のみである。公正を期すために書いておくと、Dellは2008年夏に、早い時期に登場することはないと述べていた。とは言うものの、いまだに何の発表もない。どうなっているのだろうか?
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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