「ゼクシィnet」に見る冠婚葬祭ビジネスとネットの連携 - (page 2)

原田和英(アルカーナ)2009年01月28日 16時46分

 サイトにログインすると、自身が入力した挙式予定日をもとにした「挙式までのカウントダウン」が表示される。また、「ダンドリリスト」では、挙式に向けたアクションがリストアップされている。

 たとえば「双方の家に手土産をもって挨拶にいく」というアクションがあり、「時期の目安」「カテゴリー」などが表示される。また「実施予定日」を入力し、終わればチェックすることが可能。実施予定日前後には、メールでのアラート機能もあるようだ。親への挨拶マニュアルまでリンクされている。ざっとみたところ120前後のアクションが表示され、消化率も表示される。なお、最後のアクションは「ふたりで幸せな家庭を築く!」となっている。確かに、やり残したことを防ぐには便利かもしれない。

 メインとなるコンテンツは式場の検索。一般的なレビューサイト同様に、式場の基本情報のほか、フォトギャラリーや体験レポートなどを調べることができる。料金プランについては、見積もり例として「先輩カップルの総額平均」も算出して表示する。

 たとえば、「東京ディズニーシー・ホテルミラコスタで結婚式」の場合、一般的な情報のほかに「眺めが良い」「駅直結」といったタグ的な特徴を簡単に見ることができる。この会場の場合は80名換算で350万円〜400万円ほどのようだ。

 また、アバターサービス「ゼクシィnetアバター」も提供している。ほかのアバターサービス同様、服や結婚指輪などをアバターの身に着けることが可能。アイテムはアンケートに答えることによって獲得できる。

 もちろんアバターの衣装だけでなく、本物のウェディングドレスも検索可能。「かわいい」「ロマンチック」といった雰囲気や、「首が短い」「やせすぎ」といった体形に関する条件から検索できる。

 そのほか、男性にとっては少し恐ろしげな「ジュエリーショップデートMAP-銀座」というデートマップまで準備されている。

 同サイトだが、結婚前のユーザーにとって有益な情報とサービスを組み合わせた面白いものになっている。また、このように冠婚葬祭とネットを連携したサービスはまだ多くない。ここにも一つのビジネスチャンスがあるのではないだろうか。

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