「(オフライン版でも)オンライン版とほぼ同じユーザーエクスペリエンスを実現したかった」とJackson氏は語る。
オフライン版Gmailでは、ユーザーの受信箱のコピーがPCに保存される。「Gears」がPCにインストールされていて、オフラインアクセスが有効になっていると、Gmailはネットワーク接続時に自動的に新着メールを検知する。ネットワークの状態が良好ならGmailは通常通り機能するが、ネットワークに接続できない場合はオフラインモードとなり、接続が回復した際に未送信メッセージの送信や新着メッセージの取り込みを行う。
またネットワークが不安定な場合は、「flaky connection mode(当てにならない接続モード)」を活用できる。このモードは、例えば、直ちに送信しなければならないメッセージをハードドライブに保存して待機状態にし、送信可能になり次第送信するというものだ。Googleはこのモードを、隣家の信号の弱い無線ネットワークを利用させてもらう場合などに便利な機能と位置付けている。
オフライン版Gmailは有効になると、まずバックグラウンドでユーザーのアーカイブをユーザーのPCにダウンロードする作業から始める。
Jackson氏は、Gmailはメッセージのローカルキャッシュの自動更新を行い、新着メッセージや最近読んだメッセージ、ユーザーがクリックした特定のラベルと関連付けられているメッセージを入れ替えると説明する。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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