Wiiで社員も健康に--保健指導システム、NECなど3社が4月より提供

永井美智子(編集部)2009年01月28日 11時55分

 任天堂は1月27日、据置型ゲーム機「Wii」と、専用ソフト「Wii Fit」を特定保健指導システムの分野で利用する「Wii Fit からだチェックチャンネル」を開発したと発表した。NEC、パナソニックメディカルソリューションズ、日立製作所の3社から、健康保険組合や特定保健指導サービス機関向けに、4月より提供される。

 Wii Fitは付属の「バランスWiiボード」上で運動し、体重などの推移を記録することで健康管理に活用できるというゲーム。2007年12月1日の発売以来、日本国内で300万本以上が売れているという。

 任天堂は、Wii本体を用いて保健指導が受けられるインターフェースと、Wii Fitが計測する体重推移や運動データをインターネットを介して保健指導者へ提供するアプリケーションとして、Wii Fit からだチェックチャンネルを開発した。

 Wii Fit からだチェックチャンネルをインターネットに接続されたWii本体に追加してWii Fitを利用すると、体重や運動データを参考にしたアドバイスを保健指導者から家庭で受けられる。

 また、ニンテンドーDS用ソフト「歩いてわかる 生活リズムDS」の「生活リズム計」で測定した歩数データもあわせて利用できるとしている。

 NEC、パナソニックメディカルソリューションズ、日立の3社は、Wii Fit からだチェックチャンネルに対応した特定保健指導システムをそれぞれ開発している。NECの場合、携帯電話サービスと連携したサービスになるという。また、SaaS基盤を利用し、保健指導対象者が200名程度の健康保険組合から利用可能とのことだ。

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