12月の民生用電子機器出荷金額、Blu-rayが好調--ただし全体ではマイナスに

 社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)は1月27日、2008年12月の民生用電子機器国内出荷実績を発表した。民生用電子機器の12月出荷金額は3488億円で前年同月比7.5%減と、3カ月連続のマイナスとなった。2008年の累計では2兆9633億円、前年比1.9%増になった。

 分野別では、12月の映像機器の国内出荷金額は前年同月比3.3%減の2751億円と3カ月連続のマイナス。音声機器は同7.7%減の262億円で5カ月連続のマイナス、カーAVC機器は同25.9%減の475億円で3カ月連続のマイナスとなった。

 製品別にみると、カラーテレビ全体では前年同月比3.3%増の142万5000台となり、テレビ全体として初めて単月出荷台数が140万台を上回った。このうち、10型以上の液晶カラーテレビは同6.2%増の126万1000台となり、単月では過去最高の出荷台数になった。

 また、プラズマテレビ(PDP)は前年同月比1.9%増の15万4000台で、2カ月ぶりにプラスに転じ、単月では過去最高の出荷台数となった。なお、台数ベースにおける12月の構成比は、10型以上の液晶が88.5%、PDPが10.8%、ブラウン管テレビは0.7%となった。

 DVDビデオは前年同月比39.5%減の48万3000台と、9カ月連続の前年割れになった。ただし、次世代光ディスクレコーダー/プレーヤーは同292.0%増の39万台と引き続き好調に推移している。DVDビデオと次世代光ディスクを合わせた光ディスク市場のうち、数量で45%を占めるまでになった。

 ビデオ一体型カメラは前年比2.1%増の10万7000台と、5カ月ぶりに前年を上回った。全体の約6割を占めるハイビジョン対応機種が堅調なことと、ハイビジョン非対応機種の落ち込みがあまり大きくなかったことが要因だとしている。

 このほか、デジタルオーディオプレーヤーは前年同月比15.1%増の93万5000台と2カ月ぶりにプラス。ETC車載ユニットは前年比26.2%増の44万4000台とプラスとなったが、HiFiスピーカーシステム、カーオーディオ、カーカラーテレビ、カーナビゲーションシステムは引き続きマイナスとなっている。

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