手嶋屋は1月27日、オープンソースで提供されるソーシャルネットワーキングサービス(SNS)エンジン「OpenPNE(オープン・ピーネ)」の最新版「OpenPNE3.0」を公開した。2006年4月にOpenPNE2.0を公開して以来、約2年9カ月ぶりのメジャーアップデートとなる。
OpenPNEは手嶋屋が中心となって開発するオープンソースのSNSエンジンだ。現在同社が把握しているだけでも3万サイト、300万ID(ユーザー数)での利用実績があり、月間の平均ダウンロード数は7000程度となっている。
最新版の最大の特長は「プラットフォーム化」だ。開発当初、mixiなどに代表されるエンターテインメント向けSNSの機能を踏襲してきたOpenPNEだが、ユーザーが拡大した結果、さまざまな組織、形態で利用されるようになってきた。
そこで、OpenPNEのエンジンをフレンド管理やプロフィール、認証といったプラットフォーム部分である「Social Graph Layer」と、日記やあしあと、メッセージといったアプリケーション部分の「Social Application Layer」にそれぞれ分離。「ビジネス向けアプリケーションの導入など、組織にあわせて機能をデザインできるように6万行のコードを1から書き直しプラットフォーム化を実現した」(手嶋屋代表取締役の手嶋守氏)という。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」