ソニーは1月15日、ビデオカメラ「HANDYCAM」シリーズに新製品を発表した。240Gバイトの大容量HDDを内蔵した「HDR-XR520V」(520V)をはじめハイビジョンモデル4機種、スタンダードモデル1機種をラインアップする。発売は2月20日から。価格はオープンとなる。
全機種に液晶モニターの開閉で、電源をオン/オフする「クイック スタートアップ」機能を内蔵。上位機種には、新「Exmor R CMOSセンサー」や新「Gレンズ」などの高画質部品を盛り込んでいるという。
ハイエンドモデルには内蔵240GバイトHDDモデルの520Vと120GバイトHDDモデルの「HDR-XR500」をラインアップ。HDD容量以外に機能面、画質面での差はない。
撮像素子に1/2.88型のExmor R CMOSセンサーを採用し、有効画素数415万画素、静止画記録ならば1200万画素での撮影が可能。このCMOSセンサーには2008年6月に技術開発された裏面照射型を使用しており、従来CMOSに比べ約2倍の感度で撮影できるという。
機能面では、独自の再生機能として「ハイライト再生」を内蔵した。これはHDD内のハイビジョン画質動画を開始日と終了日を選択することで、自動的に映像を短縮しエフェクトを付けて再生する機能。ただしハイライト再生の書き出し、保存には対応していない。
また、ビデオカメラ初となるGPSを搭載したことで、撮影場所から映像を検索する「地図インデックス」に対応した。現在地表示のほか、自動時刻補正などの機能も備える。
このほか、手ブレ補正には「アクティブモード」を装備し、補正効果を向上。さらに顔検出性能もアップさせているという。内蔵HDDに加えメモリースティックにも動画が記録できる。
ハイビジョン画質モデルには、長時間撮影を重視した「HDR-XR100」(XR100)と小型化へのニーズを汲み取った「HDR-CX120」(CX120)の2機種もラインアップ。
両機種ともに1/5型 Exmor CMOSセンサーを搭載し、230万画素の静止画同時記録が可能だ。記録メディアには、XR100には80Gバイトの内蔵HDDを、CX120には16Gバイトの内蔵フラッシュメモリと16Gバイトのメモリースティックを同梱し、合計32Gバイトのメモリを採用した。CX120はレッド、ブラック、シルバーの3色展開となる。
スタンダード画質モデルには、80GバイトHDDを内蔵した「DCR-SR87」(SR87)が登場した。1/6型CCDを内蔵し、100万画素の静止画記録ができる。光学25倍ズーム、ズーム連動のドルビーデジタル5.1ch記録などの機能を備える。
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