Microsoftは米国時間1月12日、同社「Mediaroom」ソフトウェアを中国のテレビサービスプロバイダーが採用し、IPテレビ(IPTV)サービスを既存のケーブルネットワーク上で提供することを発表した。
Microsoftは、中国Guangzhou Digital Media Groupとの今回の提携により、同国初のIPTV契約を締結したこととなる。また、同社のソフトウェアが番組のケーブル配信で初めて利用されることにもなる。
これまで同ソフトウェアは、IPTVの提供によってテレビ事業への参入を狙う通信事業者によって使われてきた。
この中国における契約獲得は、MicrosoftのConsumer Electronics Show(CES)における「Mediaroom Anytime」発表の一部で明らかにされた。Mediaroom Anytimeは、番組の録画予約だけでなく、過去にさかのぼって未録画の放映済み番組の視聴を可能にする機能である。
Guangzhou DigitalとシンガポールのSingTelが同機能の利用を年内に開始する予定だという。
Microsoftは、多額の資金を10年間以上にわたりテレビ事業につぎ込んできたが、最近になり取り組みが本格化しつつある。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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