米ヤフーのS・デッカー社長は次期CEOの有力候補--消息筋が明らかに

文:Dawn Kawamoto(CNET News.com) 翻訳校正:編集部 2009年01月09日 12時49分
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 Microsoftによる米Yahooの買収が不調に終わったことに米金融市場の怒りを買っているにもかかわらず、Yahooの次期最高経営責任者(CEO)探しに詳しい人物は、同社社長であるSue Decker氏のCEO就任もありうると指摘する。

 複数の情報筋によると、Yahooの取締役会はDecker氏に対し、2度の綿密な面接を行ったという。

 また、管理職専門の人材スカウト会社Nosal PartnersのCEOであるDavid Nosal氏によると、管理職スカウト業界では、企業が社内の候補者に対し綿密な面接を複数回行ったということは、その人物が有力候補である証しだという。

 「Decker氏が取締役会による綿密な面接を2度受けたとしたら、それは取締役会が同氏を強く検討している証拠だ。通常、取締役会は、候補者が外部の人間か社内の人間かを問わず、よほどの事がない限り、突っ込んだ面接を2度行うことはない」(Nosal氏)

 Microsoftは2008年、Yahooに対し1株当たり33ドルでの買収を提案したが、両社の条件が折り合わず、買収交渉は不調に終わった。こうした事情もあり、業界関係者やYahooに投資する主要投資家の多くは、Decker氏をYahooの次期CEOの候補から外していた。Microsoftの最初の買収案が公になる前の2008年1月時点で、Yahooの株価は19ドル前後だったが、2009年1月7日の終値は12.71ドルだった。

 しかし、YahooのCEO探しに詳しい消息筋は、「(Decker氏は)これまで一貫して有力候補だった」と指摘する。

 また、少なくとも1人のMicrosoftの事情に詳しい有力な消息筋によると、MicrosoftとYahooの両社は、Yahoo全体の買収交渉に続いて検索事業に限った買収交渉も不調に終わったものの、MicrosoftにおけるDecker氏の評判は決して悪くないという。

 Yahooにとっても、Decker氏のCEO就任は、早期にMicrosoftとの買収交渉を再開させる上でうまく働く可能性がある。外部の人間を指名すれば、Yahooを部門ごとに売却する交渉を行う前に各事業のさまざまな面を分析する時間が必要になるかもしれない。

 一方、伝えられるところによると、外部の候補者には、元VodafoneのCEOであるArun Sarin氏の名前も挙がっていたという。Yahooは、Verizonとの携帯電話向け検索事業に関する契約締結を目指していたが、結局失敗に終わった。同氏がVodafoneで培った専門知識は、Verizonの契約獲得に役立っていたかもしれない。しかし、Sarin氏はもはやYahooのCEO就任には興味ないという。

 また、ニュースサイトAllThings Digitalに掲載された7日付けの投稿によると、AutodeskのCEOであるCarol Bartz氏も有力候補の1人だという。

 YahooにDecker氏とCEO探しについてコメントを求めたが回答は得られなかった。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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