どこのレビュー記事にも開封に関しては最初に書いているのでサラリと行きたい所ですが、やはり一番の驚きはモノではなく「愛すべき商品」としてきちんと扱っているところ。人は最初の15秒で知り得た情報で第一印象決めてしまうと言われていますが、Apple製品もこの開封後の15秒に多くの工夫を盛り込んでいます。
最初に飛び込んでくる「Designed by Apple in California」の文字。フィルムに包まれた本体。必要最低限の同梱物。液晶クリーニング用のクロス……。
これらすべてが所有感の高まりと電源を入れるまでの期待感を演出しています。Appleが家電メーカーではなくデザイン会社であると言われるのはこのあたり演出が巧みであるからでしょう。これを心憎い演出と取るか、過剰包装と取るかは人それぞれ。ただ、世の中には同じ車でも高級車を乗る人もいれば軽自動車を選ぶ人もいます。何に重きを置くかで上手く市場を住み分けているのかも知れませんね。ちなみに本体の裏には「Assembled in China」と併記しており、生産地は中国ということになります。
早速、電源を入れると流れる音楽は今も懐かしい「ジャーン」というMacの起動音。余談ですが、映画に出てくるウォーリーの起動音と同じです(彼もMacOS内蔵なのか?!)。ただ、1点気になるのはOS起動時の光学式ドライブのガリガリというメカニック的な確認音。これがもっとエレガントというか、静かな音なら良かったのですが……残念。
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