Check Point Software Technologiesは米国時間12月22日、携帯電話大手Nokiaのセキュリティアプライアンス事業を買収する計画を発表した。
セキュリティソフトウェアメーカーのCheck Pointは、Nokiaから買収するセキュリティアプライアンス事業を活用して、セキュリティアプライアンス市場でのシェアを拡大する計画だ。
Check Pointは、主にセキュリティファイアウォール事業で知られているが、5年前から「VPN-1 Edge」を皮切りにセキュリティアプライアンス事業にも手を広げてきた。
Nokiaのセキュリティアプライアンスは、現時点で世界各国に2万3000の顧客を抱える事業部門であり、すでにCheck Pointのファイアウォールや仮想プライベートネットワーク(VPN)、統合脅威管理(UTM)ソフトウェアと連携する設計になっている。
2社は約10年にわたり、携帯端末やインターネット機器向けのセキュリティソフトウェアの開発を含む製品開発で協力してきた。
たとえば、Nokiaのインターネットアプライアンスをクラスタ化する技術は、VPNとファイアウォールアプライアンスのグループが連携することを可能にし、パフォーマンスと信頼性の向上も目指している。
この買収契約は2009年第1四半期に完了する見込みで、条件については公表されていない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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