携帯電話組み込みソフトのACCESSが12月16日、9月26日以来の株価20万円回復を果たした。前週12月11日の決算発表以降、同社株を再評価する動きが活発化している。
ACCESSが12月11日に発表した2009年3月期第1四半期(2月から11月)決算は、連結売上高が前年同期比25%減の136億8000万円、経常損益は39億3700万円の赤字となった。ロイヤリティー収入の減少で前年同期比減収となったものの、経費削減の効果により赤字幅は想定以下にとどまった。
決算を受けた12月12日の株式市場で同社株は乱高下の後、赤字縮小を評価する動きから大幅高で取引を終えた。アナリスト筋の評価も上々で、国内大手の大和総研や外資系の日興シティ証券などが好意的なリポートを作成していた。
同社株の上昇トレンドを決定付けたのは12月15日に発売された東洋経済新報社の「会社四季報 新春号」。同誌ではACCESSの業績予想を前号から上方修正。12月11日発表の今1月期第3四半期決算への好意的な見方が決定付けられた格好だ。
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