ACCESSでは2009年1月期通期業績計画について、経常損益で11億円の黒字浮上を計画している。当初は、この黒字浮上計画達成を疑念視する向きもあったが、四半期ごとの開示を受けて徐々に信頼感が高まっていった。同会社四季報では、ACCESSの業績計画について会社側計画を上回る14億円と予想。携帯電話向けブラウザで、高付加価値品が伸びていると指摘している。
ACCESSは数年前までライブドアとマザーズ市場の時価総額トップを争う存在だった、ライブドアが上場廃止となり、ミクシィなどが上場。ACCESSは赤字企業への風当たりの強まりもあって評価が下がり、株価は2006年1月当時の10分の1以下(株式分割を考慮)まで売り込まれる場面もあった。新興市場内での存在感も低下していた。
当時は、「携帯電話業界のマイクロソフト」と呼ばれ、業績面よりも材料性と将来性重視で物色されてきた。株価が大幅に下落した現在、ようやく業績面からも評価できる状況になりつつある。今後は今1月期業績計画の上方修正期待とともに、2010年1月期業績の大幅増収益期待を材料とした展開に進んでいきそうだ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
OMO戦略や小売DXの実現へ
顧客満足度を高めるデータ活用5つの打ち手
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
企業や自治体、教育機関で再び注目を集める
身近なメタバース活用を実現する
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」