米調査会社ComScoreによると、オンラインビデオ市場はうまく立ち上がったという。この報告は特に驚くには当たらないだろう。しかし、この業界を率いるGoogle傘下のYouTubeは2008年10月、米国において市場シェアの約40%にあたる1億人の視聴者を獲得した。
この市場シェアは同年春とほぼ同じである。しかし、下位グループでは変化が起きている。NBC UniversalとNews Corp.のジョイントベンチャーであるビデオコンテンツ提供会社Huluは6位にまでシェアを伸ばした。1位から5位まではYouTube、Fox Interactive Media(MySpaceとMySpaceTVプラットフォームを所有している)、Yahoo、Microsoft、Viacomとなっている。また、7位から10位まではAOL、Turner、Disney(ABCを所有している)、CBS(CNET Newsの発行元である)となっている。
米国のインターネットユーザーの77%が10月にオンラインビデオを視聴し、平均的な視聴者はウェブ上のビデオを274分も視聴している。これは1カ月当たりにすると4時間強に過ぎないものの、ビデオ1本の短さを考えれば、かなりの数になる。
今後発表される11月の統計で楽しみなのは、大統領選が終わった後に何らかの変化があったかどうかである。Palin氏のパロディを扱った「Saturday Night Live」の動画や、選挙運動中のスピーチ、 著名アンカーKatie CouricによるPalin氏へのインタビュー(外交知識の欠如が露呈し、話題になった)などの存在を忘れてはならない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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