11月の終わりごろから、タクシー業界の動向が慌ただしくなっている。12月3日には、国土交通省が過当競争となった地域で営業台数を減らす制度の創設する方針を固めた。この動きから見られるように、タクシー業界も従来以上に激戦の業界となっているようで、各種の試みを迫られている。
その最たるものが乗り合いタクシーだろう。新潟県三条市をはじめ、長野県白馬村や愛知県明日香村、兵庫県川西市、福島県南相馬市、山口県周南市、青森県つがる市などでは、地域のタクシー業者によって乗り合いタクシーの実験や検討が進められている。
システムは各地によって異なるが、予約をして対応する地域内ならば一律料金で運ぶような仕組みのようだ。事前登録が求められることが多い。空港までの相乗りサービスは以前もあったが、各地に広がっているようだ。地域としては高齢化が進んでいる地域や公共機関の穴がある地域、観光地などが多い。生徒の足に利用されることもあるようだ。
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