戦略的な経営を実践している日本企業を表彰するポーター賞運営委員会は12月4日、2008年度ポーター賞授賞式を開いた。インターネットで食品を販売しているオイシックスをはじめ、3社が表彰された。8回目を迎える同賞で、インターネットベンチャーが受賞するのは初めて。
オイシックスについて大薗恵美准教授は、「『安全でおいしい食品を日常生活に届けるオンライン小売り』として、同業他社が食品の安全性に関心の高い一部ユーザーを対象にしていたのに対し、広く一般を顧客の対象にするという新しい戦略的ポジショニングでビジネスを展開している」と評価した。
具体的には「大きさや見た目ではなく、おいしいことを優先することは在庫ロスの削減につながる。顧客の声を届けたり、『農家・オブ・ザ・イヤー』で表彰したり、生産者を支援している。また、1個からでも商品の購入が可能だったり、自社の物流網を持たずに既存の宅配網を使うことで、いつでも商品を受け取ったりできるようにするなど、消費者の買い物の利便性を高めた」といった点を、オイシックスの優位性として挙げていた。
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