スマートフォン市場、不景気のあおりで初の失速--ガートナー調査

文:Marguerite Reardon(CNET News.com) 翻訳校正:湯木進悟2008年12月05日 08時42分

 市場調査会社のGartnerは米国時間12月4日、2008年第3四半期のスマートフォン販売が、前年同期の成長率を下回ったことを明らかにした。

 Gartnerは、2008年第3四半期における世界のスマートフォン販売数が、前年同期比11.5%増にとどまったとしている。同社は、この数値が、スマートフォン販売市場の調査を開始して以来、同セクターで過去最低の成長率であると指摘した。

 これまで同社は、2008年第1四半期のスマートフォン販売が、前年同期比約29.3%増となり、2008年第2四半期は、前年同期比約15.7%増となったと伝えてきた。

 2008年第3四半期中の世界のスマートフォン販売台数は、総計約3650万台となっているという。

 電子メールやウェブブラウジングなど、よりコンピュータに近い数々の機能を提供するスマートフォンは、携帯電話市場でも、これまで最も勢いある成長の原動力となってきた。多くの携帯電話メーカーにとって、基本的な機能を持つ携帯電話の販売台数が、急激な落ち込みを見せる中で、スマートフォン販売は引き続き成長を維持してきた。だが、世界の至る所で、経済の見通しが悪化する中で、スマートフォン市場の成長も失速することになりそうだ。

 Gartnerの主任アナリストであるRoberta Cozza氏は、「現在の経済情勢は、ハイエンドな製品の販売に、深刻な影響を与えている。今後もスマートフォンデバイスの販売市場は、引き続き成長することにはなるものの、その伸び率は低下することになるだろう」と語っている。

 スマートフォンは、一般的な携帯電話よりも高価であることに加えて、高額のデータプランも、成長を遅らせる大きな要因となっていることを、Cozza氏は指摘している。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ

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