Webマーケティングガイドでは、インターネット調査会社のメディアインタラクティブと共同で、インターネットの利用に対してアクティブに活動するシニア層の実態を探った。
今回の調査は、総務省が発表した「平成19年通信利用動向調査の結果」をもとにして、特にアクティブにインターネットを利用するシニア層の接触メディアや連絡手段について調査し、今後のアクティブシニア層の動向を探った。
今回の調査対象は、50歳から69歳までの男女500人。男女年代別の均等割付の結果、男性250人、女性250人、50代前半:29.8%、50代後半:20.2%、60代前半:32.8%、60代後半:17.2%のサンプリングとなった。
また、アクティブシニア層はQ1・Q2の結果を元にして、下記1もしくは2のように定義付けた。
1.インターネットを3年以上利用しているユーザー。
2.ほぼ毎日インターネットを利用しているユーザー。
≪調査結果サマリー≫
家族や友人、知人との連絡手段で当てはまるものをいくつでも尋ねたところ、「固定電話」が88.8%と最も多く、次いで「携帯電話」が82.6%、「パソコンのメール」が78.0%で、手紙やファックスに大きな差をつけて利用していることが分かった。
また、最も利用する連絡手段を1つだけ尋ねたところ、「携帯電話」が29.2%と最も多く、次いで「固定電話」が28.4%、「携帯電話のメール」が25.2%となっており、シニア層は携帯電話を多用している傾向にあることが伺える。
平成2007年末の携帯電話を所持しているユーザーは、50歳代で90%に迫り、60歳代では70%以上と、ここ数年で特に高まっていることが分かっている。[参照:携帯普及により3年で様変わりシニアのネット活用事情(nikkei BP net)]
これらのことから、PCも携帯電話も徐々に生活に浸透し、シニア層が柔軟に利用していると考えられる。
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