Paul McCartney氏によると、The Beatlesの楽曲をAppleの「iTunes」で販売する話し合いが「行き詰っている」という。
McCartney氏が現地時間11月24日、ロンドンでAssociated Press(AP)に語ったところによると、話し合いはThe Beatles関係者とレコードレーベルEMIの間で難航しているという。4大レコードレーベルのうち最も小規模であるEMIは、The Beatles(McCartney氏、Ringo Starr氏、および故George Harrison氏と故John Lennon氏の各財団)の認可なしにiTunesをはじめとした新しいフォーマットで楽曲販売の契約を結べないことになっている。
APによると、McCartney氏は、最新アルバム「Electric Arguments」のキックオフイベントでこのコメントを述べたという。
「最後に聞いたのは、プロセス全体が立ち往生しているという情報だ」とMcCartney氏は述べている。「実現してほしいと思っているし、実現すべきだと思う」とMcCartney氏は続けている。
The Beatlesの楽曲を管理するApple Corp.は長い間、The Beatlesの楽曲をインターネット経由で提供することに後ろ向きだった。また、Apple Corp.がAppleを商標問題で提訴した後、両社の関係は極めて冷え込んでいた。この訴訟は2007年に和解に至っている。
EMIの関係者はCNET Newsに対し、近いうちに合意に至りたいと述べている。
「The Beatlesの伝説的なレコードカタログをデジタル形式でファンに提供するため、Apple Corp.との間で合意を確保する作業を全速力で進めてきた」とEMIの関係者は述べる。「残念ながら、これまでのところ、複数の関係者の間で合意に達することができずにいる。だが、合意に向けて全員が前進できることを願っている」
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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