混迷が続く検索大手、米Yahooから上級幹部がまた1人去っていく。
All Things DigitalのKara Swisher氏の記事によると、Toby Coppel氏は米国時間11月27日、Yahooのエグゼクティブバイスプレジデントおよび欧州とカナダを担当するマネージングディレクターの職を辞することを発表すると見られる。同氏の離脱は何カ月も前から準備されていたもので、最近発表されたJerry Yang氏の最高経営責任者(CEO)辞任とは関係がないと伝えられている。
Coppel氏はSwisher氏に対し、第3子がまもなく誕生すること以外、これからについて確定した予定はないと語っている。
「私は欧州事業の変革、再建、強化に取り組んできた。Yahooは世界規模のプラットフォームにおける商品開発に移行しつつある」と、Coppel氏はSwisher氏に語った。
Coppel氏は2001年にYahooに入り、この18カ月は同社の欧州事業を担当していた。
Microsoftの敵対的買収を拒絶して以降、Yahooからは何カ月にもわたって幹部の流出が続いており、Coppel氏もその1人となった。20日にはMicrosoftが、Yahooの検索担当幹部だったSean Suchter氏を、Silicon Valley Search Technology Centerのゼネラルマネージャーとして迎え入れたことを発表した。
2008年第3四半期の決算で純利益の64%減を報告し、広告市場の低迷を訴えた上で、Yahooは10月、2008年末までに少なくとも1430人を解雇すると発表した。この人員削減に先だって、Yahooでは2月にも約1000人が職を失っている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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