アップル、「QuickTime」アップデートで新「MacBook」コピー防止策への不満に一部対応

文:Tom Krazit(CNET News.com) 翻訳校正:大熊あつ子、長谷睦2008年11月27日 10時12分

 Appleは米国時間11月25日の夜に「QuickTime」のアップデートを行った。これは新型「MacBook」に追加されたコピー防止技術に対する懸念を多少なりとも軽減するものだ。

 同社が10月に発売した新型MacBook、あるいは「MacBook Pro」を購入したユーザーは、両機種で使用されているコネクタ「Mini DisplayPort」には「High-bandwidth Digital Content Protection」(HDCP)と呼ばれるコピー防止技術が搭載されていると知って、怒りの声を上げていた。HDCPが搭載されていると、同技術をサポートしていない外部ディスプレイでは「iTunes Store」で購入した高画質(HD)の映像が再生できないことになっている。しかし一部のユーザーからは、標準画質(SD)の映像でも、新しいMacBook、あるいはMacBook Proでは再生できなかったとの報告もある。

 今回のQuickTimeのアップデートにより、Apple経由でレンタルあるいは購入したSD画質の映像は、旧型の外部ディスプレイで再生可能になるはずだ。ただしHD映像を、購入(レンタル)に使用したノートブック以外のデバイスで視聴する場合は、HDCP対応のディスプレイが必要になる。今回のアップデートはまだAppleのサイトに掲載されていないが、AppleInsiderによると、対象となる新機種の所有者であれば、「Software Update」に更新通知が表示されるはずだという。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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