SNS型学習サイト「iKnow!」を提供するセレゴ・ジャパンは11月20日、中国語やスペイン語など188カ国語の単語や例文をiKnow!に登録して学べる機能「iKnow! フリーインプット」を公開した。
iKnow! フリーインプットは、サイト内の語彙、例文を組み替えて自分だけのオリジナル学習コンテンツを作ることができる「マイリスト」をバージョンアップさせたもの。これにより、現在iKnow!で扱っている英語、日本語の学習コンテンツに加え、あらゆる言語において学習アプリケーションを利用できるようになった。
コンテンツを作るには、まず学習したい言語と、対訳の言語を188カ国からそれぞれ選択する。学習したい語彙を入力すると、iKnow! サイト内に登録されているものは意味の候補が提示され、iKnow! サイト内に存在しない場合はユーザーが意味を書き込んだり、GoogleのAPIを経由した候補から選んだりできる。
それぞれの語彙に対して例文、画像や音声入力をすれば、既存コンテンツと同様に「Dictation」や「Brainspeed」などのアプリケーションで学習できるようになる。
また、英語、スペイン語、ポルトガル語など主要13カ国語については、語彙と例文を記入すると、自動的に音声が生成される。これはアカペラグループの自動音声生成ソリューションによるものだ。
たとえばイタリア語を学びたい場合、「電車」という語彙を登録すると、自動で「treno」という対訳が表示され、その発音を生成してくれる。さらに「私は電車で通勤しています。」という例文と、外部の翻訳サイトで調べた対訳「I pendolari in treno.」を入力すると、その例文もイタリア語で読み上げてくれる。
こうしたフリーインプット機能は日本語に限らず、英語対イタリア語、フランス語対スペイン語など、外国語対外国語でも利用できる。
語彙を視覚的に学びたい場合には、Flickrから関連があると思われる写真を引っ張ってくることも可能だ。これにより、電車の写真を見ながら「treno」という単語を表示して、その意味を当てるという学習もできるようになる。
語彙登録で必須となるのは、学習する単語、熟語などの言葉、対訳の入力と品詞の指定。例文、画像、音声の入力をしなくても語彙登録は可能となっている。音声の自動生成機能が適用されない言語については、ユーザーがMP3ファイルをアップロードする仕組みも用意されているが、iKnow!サイト内で音声を録音できる機能も開発中だという。
なお、各国語を入力するには、その言葉に対応したキーボードなどの環境が必要となる。
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