セレゴ・ジャパン、「iKnow! API」を公開--技術開発者とのコミュニケーションを活性化

新澤公介(編集部)2008年10月15日 18時19分

 語学学習サイト「iKnow!」を提供するセレゴ・ジャパンは10月15日、iKnowのデータを使ってアプリケーションを開発できる「iKnow! API」を公開し、技術者向けの情報サイト「iKnow! Developers」を開設した。

 iKnow! Developersに、APIの利用方法、利用条件、ツールを公開することにより、外部の開発者がiKnow! APIをもとに、独自のアプリケーションを開発できるようになった。APIを利用するには、iKnow! Developersサイト内から登録する。

 今回のiKnow! APIで利用できる機能は以下のとおり。

  • 言語解析ツール:iKnow!学習語彙からアイテムや例文を検索できる機能や、英語テキストからアイテムと単語の抽出。
  • コンテンツ作成ツール:「例文の作成・編集」「リストの作成・編集」「イメージ画像、オーディオのアップロード」
  • データフィードツール:iKnow!サイト内の全コンテンツ「リスト(学習アイテムリスト)」「アイテム(学習語彙、例文)」「フレンドとプロフィール」「学習進捗データ」「要復習アイテム」のデータをXML、RSS、JSONの形式で取得。

 具体的には以下のようなアプリケーションを作成できるようになる。

  • iKnow!、Dictation、Brainspeedのようなアプリケーション:記憶定着機能なしの学習アプリケーション。
  • iKnow! Bookmarkletのようなアプリケーション:ターゲットとなる語彙の文章構成を解析し、iKnow!サイトにある辞書からデータを照会するアプリケーション。
  • ウィジェット(ブログパーツ):データフィードツールを利用したオリジナルウィジェットなどのアプリケーション。

 代表取締役社長であるEric W.Young氏は、「先日行ったユーザー向けアンケートによれば、iKnow!ユーザーの会社員のうち技術系会社員が22%と営業事務系の15.9%を上回っているという結果が出ています。ユーザーであり、技術者でもある方々が積極的にiKnow! APIを活用することでより面白く、ユーザーのためになるアプリケーションができるのではないかと考えています」としている。

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