ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)「GREE」を運営するグリーの株式公開が承認された。市場関係者からは、低迷する新興市場の起爆剤として期待する声が高まっている。
グリーは12月17日、東証マザーズに新規上場する予定。目論見書ベースの想定発行価格は3200円で、市場からの吸収金額はオーバーアロットメント(追加売り出し)分を含めて128億9600万円。想定発行価格で試算した上場時の時価総額は713億円で、東証マザーズ市場ではミクシィやテーマパーク運営のユーエスジェイに次ぐ3位にランクインする見通しだ。
注目は圧倒的な業績成長率。2009年6月期業績は、売上高が前期実績比3.37倍の99億円、経常利益は同5.58倍の58億7000万円を計画する。今期計画の経常利益率は59.3%と、比較的利益率の高いと言われているインターネットサービスセクターの中でも非常に高い水準だ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」