Q3では、ECサイトを選ぶ際に重視するポイントを3つまで選択してもらった。その結果、「安いこと」が76.8%で最も高く、次いで「信頼性が高いこと」の62.5%、そして2位とは大きく差が開くものの「周りの評価が高いこと」が31.6%で続く結果となった。
また、この結果を男女別にみると、男性は「規模が大きいこと」と回答した割合が7.1ポイント高く、一方の女性は「信頼性が高いこと」が8.4ポイント、「料金以外の特典があること」が7ポイント、そして「周りの評価が高いこと」が6.1ポイント高い結果となった。やはり、女性はインターネットショッピングに対する不安が男性に比べ高く、そして“特典”や“クチコミ”といったミクロな情報を重視することが伺える。それに比べ、男性は“規模”というマクロ、もしくは社会的事象が消費に影響を与えているのではないかと考えられる。
Q4では、それぞれの消費スタイルについて尋ねた。その結果、「自分が良いと思えば購入する」と回答したユーザーが圧倒的に多く74.2%、次いで「周りの人の利用状況や評判を優先して購入する」の16.2%、そして残りの9.6%が「どちらとも言えない」と回答した。
男女別にみると、男性は女性に比べ自分の意志で購入を決定し、女性は他人の意見を取り入れる、もしくは左右されやすい傾向にあることがわかった。また、注目すべきは年代が上がるにつれ自分が良いと思ったものを購入する傾向が強くなり、周りの利用状況や評判に影響を受けづらくなるという点である。年をとると頭が固くなると言われることがあるが、知識や経験がクチコミ情報の効果にも影響を与えているのかもしれない。インターネットとともに育った若年層が知識と経験をつけたのち、クチコミ情報とどう向き合うのか。非常に興味深いものがある。
本調査は、ボーダーズが保有するリサーチ会員に対して行った調査となっております。あくまでも指標となるものですので、参考データとしてご活用下さい。業種や取り扱っている商品、またユーザーの属性によっても調査結果は大きく異なると考えられます。より詳細な業界動向や、ターゲット層に合わせたリサーチにご興味をお持ちの方は、リサーチアウトソーシングサービスをご活用ください。より詳細な業界動向や、ターゲット層に合わせたリサーチにご興味をお持ちの方は、リサーチアウトソーシングサービスをご活用ください。
調査対象者:15歳〜49歳の男女
サンプル数:624
調査期間:2008年10月20日〜2008年10月21日
調査方法:インターネットリサーチ
調査機関:ボーダーズ
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