Ubiquityは、ユーザーが登録したコマンドをブラウザ上で入力すると、ウェブ上で提供されているさまざまなサービスを呼び出せるというもの。例えばサイトの文章を翻訳したい場合、文章をドラッグして「translate」と打つと、Google翻訳を利用した翻訳結果が表示される。リターンを押せば、ドラッグした部分が翻訳文に変わる。
短いjavascriptのコードで実行できるため、「リリースして2カ月程度だが、Firefoxのプラグインと遜色ないくらいの数のコマンドが出てきている」とRaskin氏は話す。コマンドエディタも公開されており、実際Raskin氏は文字を自動で入力するという簡単なコマンドを30秒程度で作ってみせた。
「UbiquityはHTMLとjavascriptをかじったことのある人なら誰でもブラウザ機能を拡張できる。障壁を下げられたので、ブラウザの将来の方向性を決めるためにも、より多くの、新世代の人たちに参加してもらいたい」(Raskin氏)
Ubiquityの機能の一部はFirefox 3.2で採用される予定だ。また、携帯電話向けブラウザ「Fennec」にも取り入れられるという。
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