グーグル、「Gmail」にビデオチャット機能を追加 - (page 2)

文:Rafe Needleman(CNET News.com) 翻訳校正:湯木進悟2008年11月12日 07時21分

 Gmail Video and Voiceは、米太平洋標準時間で11月11日正午より、すべてのGmailユーザー向けに、順次提供が開始される予定である。11日中には、全世界で利用可能となるようだ。すでにGmail Video and Voiceを利用できるかどうかは、(実際はメッセージを送る必要はないので)取りあえず他のユーザーとのチャット画面を開いてみるとよい。すでに自分のアカウントがGmail Video and Voiceに対応しているならば、チャット画面の左下には、「Video & more」というインターフェースエレメントが表示される。それをクリックすれば、プラグインのインストールへと進んでいくことになるだろう。まだプラグインをインストールしていない人へ、ビデオ通話をかけようとすると、プラグインのインストールを行うように招待する画面が表示されるようになるという(ただし、筆者が早期にテストした段階では、まだこの機能は有効ではなかった)。

 すでにダウンロード可能な「Google Talk」アプリケーションでは、しばらく音声チャット機能はサポートされているものの、ビデオチャット機能に関しては、まだこれから対応してくることになりそうだ。筆者が会話したGoogle社内の人々は、いずれも煮え切らない態度だった。

 結論として、音声およびビデオチャット機能の追加は、Gmailの完成度を一層高めるものとなっているのは確かである。主要なコミュニケーション手段である、電子メール、チャット、音声、動画、そしてまもなくSMSも、すべて1カ所で、1度のログオンにて同時に利用可能になるのは、本当にすばらしいことだ。Googleは、YouTubeGoogle DocsAndroidなど、独自のアプリケーションの機能強化を図るため、もっとこうしたコミュニケーション機能との融合を進めてもよいのではないだろうか。ただし、通常の電話への通話インターフェースの欠如は、大きな制限ではある。

 とはいえ、Googleは、初のテレビ電話機能のリリースを、非常にうまく成し遂げたと思う。実用的かつシンプルであり、Gmailユーザーにとっては、まさに望んでいたとおりのサービスとなりそうだ。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]