Googleは米国時間10月30日、GmailのIMサービスを拡大し、アドレス帳に登録されている携帯電話にテキストメッセージを送信できる機能を提供開始した。
インタビューに応じたGmailの製品マネージャーKeith Coleman氏によると、この機能を利用するには、ユーザーはチャットウィンドウの設定ボタンをクリックしてSMS経由でテキストメッセージを送るか、チャットコンタクトの検索ボックスに相手の電話番号を入力すればよいという。この機能は実験的なもので、Gmail Labsでこの機能を利用するよう設定したユーザーのみが利用できる。
Gmail Labsは、Gmailに関するさまざまな実験的な機能を希望者に提供する。6月に開設して以来、これまで27種類の機能が提供されている。まだ通常のサービスとして提供する機能やオプションになったものはないが、Googleは明らかにGmail Labsから次の機能候補を探している。
Coleman氏は、Gmail Labsで人気がある機能として、添付ファイルを本当に添付したかを確実にする「Forgotten Attachment Detector」、通常の黄色い星マークではなく他の色でメッセージにフラグを立てる「Superstars」、IMコンタクトの画像を表示する「Pictures in chat」、親からの電子メールで未読のメッセージを検索するといったGmailのインタラクションをブックマークする「Quick Links」などを紹介した。
だが、Coleman氏によると、Googleはこれらの機能を標準的なGmailアプリケーションにする前に、インターフェースの改善とテスト作業を行う必要があるという。GoogleはGmail Labsを、たとえ未熟な状態でも新機能をいち早くテストしてもらうための実験場と位置づけている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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