富士通、省電力、暗号化機能に対応した2.5型500Gバイトのハードディスクを発表

 富士通は11月11日、毎分5400回転、最大容量500Gバイトの省電力2.5型ハードディスク「MJA2 BH」および「MJA2 CH」の2シリーズを発表した。MJA2 BHは12月末より、MJA2 CHは2009年1〜3月期より販売する。

 今回の新製品は、記録密度を高めることにより最大記憶容量500Gバイトを実現。さらに記録時の消費電力を従来商品である「MHZ2 BH」シリーズより33%削減し、業界トップクラスの1.4ワットに抑えた。

 また、特定有害物質の使用制限指令であるRoHS指令への準拠に加え、同社のハードディスクとしては初となるハロゲンフリーにも対応。ハードディスク廃却処理時の有害物質の排出を最小限に低減する。

 さらにMJA2 CHでは、大容量データの情報漏えい防止のニーズに応え、暗号化方式AES 256ビット鍵長に対応した。富士通によると、2.5型で500Gバイトのハードディスクでは世界初という。MJA2 CHにはデータを自動的に暗号化してディスク上に記録する機能、および、ハードディスク内に記録された全データを1秒以下で完全に無効化する「データ瞬間無効化機能」を搭載し、これらの機能を使うことで、PCの紛失や盗難時のデータ流出が防止できる。

 富士通では、今回の新製品をノートPC向けだけでなく、大容量、低消費電力という観点から、デスクトップPCやその他の用途にも広く販売していくとしている。

「MJA2 BH」シリーズ 「MJA2 BH」シリーズ

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