NECは11月5日、ワークステーション「SEGUENTE(セグエンテ)Express5800/50シリーズ」の新ラインアップとして、省スペース・省電力・低騒音のワークステーション「Express5800/51Ma」と、省スペースモデルの「Express5800/51Lf」を発表した。同社によると、Express5800/51Maは世界最小サイズになるという。
Express5800/51Maは、筐体に使用する部品の選定や最適配置により、3リットルという手のひらに収まるサイズを実現したエントリユーザー向けモデル。モバイル向けCPU インテル Core 2 Duoプロセッサを採用し、従来モデルの最小ワークステーション「Express5800/51Le」と比較して、消費電力は約1/3という。
筐体を小型化した場合、CPUを冷却するファンと筐体パネル間の空間も縮小されるため、ファンの動作音が課題となるが、Express5800/51Maでは同社の水冷技術により、木の葉の触れ合う音並みの22デシベル以下の静音環境を実現した。作業机や手狭なスペースに設置した場合でも、作業効率を妨げない空間を提供するという。
また、標準でデュアルディスプレイに対応。データ記憶装置としてハードディスクやSSD、コンパクトフラッシュにも対応し、小売店舗に設置されている情報端末の組み込みコントローラとしての利用も可能としている。ハードディスクレス、光ドライブレスにも対応し、シンクライアント用途にも利用できる。
価格は、インテル Celeron 550(2GHz)搭載モデルが16万9000円、インテル Core 2 Duo T9300(2.5GHz)搭載モデルが26万5000円となる。
Express5800/51Lfは、Express5800/51Leの後継機にあたる。最新のインテル Core 2 Duoプロセッサ E8400(3GHz)を搭載し、低価格ながら高速グラフィックスを実現した。
価格は、インテル Pentium デュアルコア E2160(1.80GHz)搭載モデルが17万4000円、インテル Core 2 Duo E8400(3GHz)搭載モデルが29万5000円となる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス