会津若松からiPhoneアプリを世界に発信--「iKoto」開発のGClue

岩本有平(編集部)2008年10月31日 06時00分

 iPhoneで日本の伝統楽器「琴」を演奏できるアプリケーション「iKoto」(クリックするとiTunesが起動します)。9月末に発売された同アプリは10月30日現在、日本のApp Storeで有料アプリランキングの25位となっている。

 iKotoはiPhoneの画面に表示された琴の弦をタッチして琴の演奏ができるほか、演奏の録音および再生が可能なアプリケーション。iTunes StoreのApp Storeにて115円で販売されている。まずは同社がYouTubeで公開している動画をご覧頂きたい。

起業はモバイルアプリ黎明期

 このiKotoを開発したのは福島県会津若松市に拠点を構えるGClue。代表取締役の佐々木陽氏は「会津若松発でiPhone、Android、Windows Mobile 7のアプリケーション配信数世界一の企業を目指したい」と目標を語る。

 もともと会津大学の大学院生だった佐々木氏は、2000年4月頃から大学に開発環境を作り、モバイル向けのJavaアプケーションを開発していたという。「当時はSun microsystemsがJ2ME(Java 2 Micro Edition:組み込み機器向けのJava環境)を出して、MIDP(Mobile Information Device Profile:組み込み機器向けのJavaの仕様)のベータ版が出た頃。純粋な好奇心から、大学の人間を集めてサークルのノリでアプリの開発をしていました」(佐々木氏)

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