MySpace Musicが、インディーズアーティストの楽曲をサービスに追加する契約にサインした。開始まもない音楽サービスであるMySpace Musicは、この契約を喧伝する意向だ。
インディーズアーティストのデジタル楽曲をアグリゲート、配信するIODAは米国時間10月22日、MySpace Musicに100万曲以上の楽曲を提供することで合意したと発表した。契約の条件は明らかにされていない。
MySpace Musicがサービスを約1カ月前に開始して以来、インディーズ音楽コミュニティは、株式比率などが4大音楽レーベルと同じ有利な条件で提示されないと激しく非難してきた。MySpaceはIODAとの契約を通じ、自分たちが真剣にインディーズアーティストを重視していることを示したいのであろう。
しかし、これは誇大宣伝である。IODAと契約すればインディーズアーティストやそのファン達の苦情から逃れられるというわけではない。MySpaceがインディーズアーティストを真剣に考慮していることを証明するためには、国際音楽ライセンス団体のMerlinと契約する必要があるのではないか。
サンフランシスコに本社をおくIODAは、5万人のアーティストの楽曲を配信している。しかし、IODAも重要なメンバーとして加盟するMerlinには1万2000のインディーズレーベルが参加しているのである。MySpaceは依然として前途多難である。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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