SaaSplatsには、ソフトウェア提供の契約締結から請求課金、契約変更、契約更新の案内、期間満了、再契約更新といった契約のサイクルを一元的に管理する機能が備わっている。アカウントはオーナー、エージェント、エンドユーザーの3階層にわかれており、ソフトウェアベンダーがオーナーとなって、販売会社にエージェントのアカウントを提供し、販売会社は自分の販売先であるクライアントにエンドユーザーのアカウントを提供するわけだ。
たとえば、オーナーとなるソフトウェアベンダーは、ソフトウェアのライセンスの期限が切れる顧客に対して、直接ライセンスの更新を促すメールを送ることもできるし、あるいは、販売会社の営業担当者に対してライセンスの更新を顧客にアプローチしてもらうように促すようなメールも送れる。このような柔軟なシステムによって、販売会社の営業促進や顧客へのライセンスの更新につなげられる。
SaaSplatsの他の利用形態としては、システムインテグレーターのような企業がオーナーとなり、社内の営業担当者をエージェントなるようなシナリオなども想定されている。
そもそもビープラッツは、藤田氏を含め、ソフトウェアのライセンス販売を行う三井物産の社内ベンチャーだったライセンスオンライン(現在はソフトバンクBBの100パーセント子会社)の創業者が集まって起業された会社だ。そのためソフトウェアのライセンスの販売については熟知しているのだと藤田氏は言う。
今後、ソフトウェアの提供形態はサービス型へとシフトしていくのは時代の流れでもある。このときのプラットフォームとして、SaaSplatsをはじめとしたソリューションを提供していくことをビープラッツは目論んでいる。
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