Appleが「Apple University」という新プログラムの責任者として、エール大学マネジメントスクールの学長であるJoel Podolny氏を雇用した。
Podolny氏がAppleで具体的にどのような仕事をするのかは明らかではない。だが、エール大学のプレジデントであるRichard Levin氏は学生たちにPodolny氏の退任を発表し、Podolny氏が今後「Appleの教育活動を指揮する」と述べた。The Wall Street Journal(WSJ)は、Podolny氏が2009年の初頭にAppleに入社する予定と報じている。また、同記事によるとAppleは、Podolny氏の業務についてコメントを控えているという。
Apple Universityの狙いは複数考えられる。Appleがよりどころにしてきた大学や学生たちに対するマーケティングと流通の強化、「iTunes U」として知られる現在のプロジェクトの拡大、McDonald'sの有名なHamburger Universityと同様のApple従業員向けの社内研修プログラムなどである。WSJの記事では、Appleの最高経営責任者(CEO)Steve Jobs氏が設立したPixarも、アニメーターを対象にした同様のプログラムをPixar Universityで提供していることに言及している。
Podolny氏は、Appleの製品に明るいようだ。同氏はエール大学の学生たちに宛てた退任の挨拶のメールで、自身が「Apple II」の頃からのMacユーザーであることを明かしている。「これらのイベントは、わたしの人生の一部である。Appleはわたしが尊敬し、強い関心をもつ組織であり、そのイノベーションと卓越性においては他に負けないほどの定評がある。そんな会社に参加できるのを楽しみにしている」(Podolny氏)
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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