Kyocera Wirelessが、Googleの新しい携帯電話向けオープンソースOS「Android」を搭載した携帯電話を開発していることが明らかになった。これは、同OSの勢力を拡大する動きとなる。
組み込みコンピューティングを専門とするWind River Systemsは米国時間10月21日、Kyocera WirelessのAndroid実装を支援するため、エンジニアリングサービスを提供することを発表した。Wind River Systemsは、製造会社のAndroid対応を支援するスタッフを増強している。Androidは今までのところ、34のメンバーから成るOpen Handset Alliance(OHA)によって共同で開発されてきた。
HTCやMotorola、サムスン電子、LG電子などの携帯電話メーカーはすでにOHAメンバーだが、Kyocera WirelessによるAndroidの採用は、同技術が当初の支援企業グループを超えて拡大していることを示している。
Wind Riverは、自社で「商用版」のAndroid向けLinuxを提供している。また、Texas InstrumentsやNECエレクトロニクス、STMicroelectronicsと提携し、ハードウェアに対するサポートを提供している。Kyocera WirelessがAndroidベースの製品を発売する時期は明らかになっていないが、Wind RiverのAndroidソフトウェアは2009年上半期に利用可能になる予定である。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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