副大統領候補ペイリン氏のメール漏洩事件で容疑者を起訴

文:Stephanie Condon(CNET News.com) 翻訳校正:佐藤卓、長谷睦2008年10月09日 13時17分

 テネシー州東部地区連邦地裁は米国時間10月7日、アラスカ州知事で共和党副大統領候補のSarah Palin氏のメールアカウントの1つをハッキングした疑いで20歳の大学生を起訴したと発表した。

 テネシー大学の学生で、テネシー州議会議員のMike Kernell氏(民主党所属)の息子でもあるDavid Kernell被告はこの日、連邦当局に出頭した。また、8日にはC. Clifford Shirley判事のもと、罪状認否が行われた。

 8日に公開された起訴状によれば、Kernell被告は9月16日、Palin氏のYahooメールアカウントに無許可で故意にアクセスしたという。さらに訴状には、メールの内容のスクリーンショットを作成し、誰もが見られるウェブサイトに投稿したのもKernell被告本人だとの記述がある。Kernell被告は、セキュリティに関するいくつかの質問に答えてPalin氏のアカウントへのアクセス権を手に入れ、パスワードを変更したという。その後、新しいパスワードをオンラインに投稿し、他の人がアカウントにアクセスできるようにしたとされる。

 有罪判決が下された場合、Kernell被告には最大で5年の禁固刑に加え、25万ドルの罰金と出所後3年間の保護観察処分が科せられる。この事件は、米連邦捜査局(FBI)のアンカレッジおよびノックスビルの支局が現在も捜査中で、初回公判日はまだ決定していない(注:その後12月16日に決定)。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]