三洋電機は10月3日、世界最高出力となる450mWの青紫色半導体レーザーを開発したと発表した。これにより4層12倍速のBlu-ray Discへ記録が可能になるという。
光ディスクの記録は、高速化と大容量(多層)化という2つの進化が求められている。現在Blu-ray Discには4層12倍速という規格が策定されているが、その最新ディスクに記録するにはパルス光出力450mW以上の青紫色レーザーの開発が必要であった。
今回三洋電機が開発した高出力青紫色半導体レーザーは、端面保護膜技術、内部損失低減技術、高出力化技術という3つの新開発技術を採用することで、450mWの世界最高出力を実現したという。
この新開発レーザー素子を使用すれば、4層12倍速記録に対応できるほか、1枚のディスク上に最長8時間のハイビジョン番組記録、2時間番組を10分でダビングなどが可能になるとのことだ。同社は「実用化については2、3年後」としている。
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