ソニーは4月7日、米国ラスベガスで開催中の放送関連の展示会「NAB 2003」で、新開発の光ディスクシステムを北米市場に向けて販売すると発表した。
これは青紫色レーザーを用いた放送業務用のシステムで、DVCAM記録/MPEG IMX記録のカムコーダー、A4サイズのモバイルデッキ、1/2ラック幅のコンパクトデッキ、フルラック幅のスタジオデッキで構成する。米国では今秋から販売を始める予定。
この光ディスク機器では、直径12cmの光ディスクに23Gバイトの映像を記録できる。23Gバイトという容量は、DV圧縮方式で90分、MPEG IMX圧縮方式で45分の映像記録が可能。
「高転送レートでの高解像度映像の記録再生に加え、同時記録されるプロキシAV(低解像度映像)など、各種メタデータ(日時・場所・メモなどの付帯情報)の活用で、制作時間を大幅に短縮できる」(ソニー)
ソニーによると、これらの光ディスク機器は、すでにCNNやNBC、DBGといった米国の大手放送ネットワークが導入を決定しているという。
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