業績面は、再編費用の計上もあって最終損益が590億円の赤字となる見込みだ。USENは8月期決算を10月15日に発表予定。2008年8月期業績計画は既に下方修正を経ているが、決算発表前に再度の計画下振れも警戒されている。
株式市場では不動産関連企業の相次ぐ経営破たんを背景に、信用面への不安が高まっている。企業規模が小さく財務体質も強固でない企業が多く上場している新興市場には、より警戒感が強い。有利子負債の多いUSENも例外ではなく、実際、現在の株価はいわゆる「倒産株価」とも考えられる水準で低迷している。
本格的な株価回復には10月15日に予定されている決算で、2009年8月期の回復見通しが示すことが最低条件と言えそうだ。2008年8月期に巨額の赤字を計上していることもあり、新たな期にグループ再編効果の表面化で「急回復」と呼べる回復を株式市場に示せないと、株価の低迷はさらに長期化してしまう。
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