任天堂、2011年までに「次世代Wii」を発売予定とのうわさ

文:Daniel Terdiman(CNET News.com) 翻訳校正:湯木進悟2008年10月02日 07時46分

 ビデオゲームの愛好家の間で確実に話題になることとして、Wii、Xbox、PlayStationなどのコンソール機の新発表が迫っているといううわさがある。

 そのうち現在の最も注目の話題としては、What They Playのブログに投稿された、新世代のWiiが、2011年までに発売されるというものがある。

 What They Playは、「ゲーム開発およびパブリッシャー関連のコミュニティーの複数情報筋の話として、任天堂は現在、次世代の家庭用コンソールゲーム機に関する初期段階のプレゼンテーションを行うべく、準備を進めている。どうやら『2011年までに』市場に投入されるだろうこのデバイスは、ただ単に現行のWiiのハードウェアに手を加えたという程度のものではなく、正真正銘の『次世代の』任天堂コンソール機になるだろう」と伝えている。

 さらに、このブログ投稿は続けて、うわさになっている新デバイスには、高解像度対応や、「後方互換性もあるコンテンツのデジタル配信」といった特徴も備わっているようだと主張している。

 この件に関して、任天堂はうわさにはコメントしないと述べている。

 奇妙なことに、たとえうわさが事実であっても、しばらくの間、任天堂は認めようとしない傾向が強いのだが、まさに偶然の一致として、任天堂は米国時間10月2日、サンフランシスコにて、メディア向けの年次イベントを催す予定である。しかも筆者は、このイベントで任天堂が「複数のニュース」を発表することになっていると知らされた。これまで筆者は、このニュースも、せいぜい最小限のインパクトしかないだろうと決め込んでいたのだが、新たなWiiの開発プロジェクトの発表とあらば、明らかにヘッドラインを飾るニュースとなるだろう。

 しかしながら、任天堂が2日に出すニュースとして、もっと可能性が高いのは、ゲームブログのJoystiqが、日本で開催されるプレス向けイベントでも発表があるのではないかと予想していた、新たなマルチメディア対応の「ニンテンドーDS」ポータブルゲーム機の正式発表である。

 たとえ新たなWiiに関するうわさが真実であったとしても、任天堂が詳細を明らかにするのは、もっと先のことであり、2009年3月に開催されるゲーム開発者向けカンファレンスGame Developers Conference(GDC)か、7月に開催されるコンピュータゲーム関連の見本市Electronic Entertainment Expo(E3)で、初めて発表が行われることも考えられる。あるいは、正式な発表は、このうちどのタイミングでもないかもしれない。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ

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