日立マクセルは9月29日、LED光源を用いた小型プロジェクターをチノンテックと共同で開発したと発表した。プロジェクターの小型化、低背化、低消費電力化を実現できるという。
小型プロジェクターはLEDやレーザーダイオード(LD)を光源にしたものがすでに発売されているが、今回の新開発製品では、高光利用効率のLED光源プロジェクター光学エンジンを開発していることが特徴だ。これにより、光学エンジン部の厚みを28mmに抑えられるほか、LED光利用効率20%、色再現範囲NTSC比120%を実現している。
解像度は858×600ドットのネイティブSVGA。設置距離1.35mで32.7型の投射ができる。明るさは50アンシルーメン、コントラスト比は1000対1となる。
チノンテックは、光学、医用機器などの製造販売を手がけるオプトメカトロニクスメーカー。日立マクセルとは、2007年12月に光学部品の事業強化に向け、業務および資本提携を結んだ。
日立マクセルでは、今回の小型LEDプロジェクターは、少人数での会議やプレゼンテーション、DVD鑑賞といった小規模でのプロジェクションシーンに最適としている。
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