スマイルラボとスクウェア・エニックス、ニフティの3社は9月29日、ブラウザベースのコミュニティーサービス「Nicotto Town」の正式版サービスを開始した。
Nicotto Townはスマイルラボが開発するコミュニティーサービスだ。ブラウザ上で利用できるFlashベースの仮想世界を中心に、ブログやカジュアルゲームなど各種のサービスが利用できる。
スマイルラボでは8月22日よりNicotto Townアルファ版のクローズドサービスを提供してきた。現在のユーザー数は6000名ほどで、デイリーで平均1500名がログインしていたという。ユーザーの男女比は男性対女性で4対6、年齢層は男性が30代を中心としているのに対し、女性は10〜20代が中心となっている。
仮想世界は現実の世界をベースにした手書き風のデザイン。東京の天気にあわせて雨や雪が降るほか、春に桜が舞うといったエフェクトも予定する。なお安全性を考慮し、仮想世界サービスの利用時間は毎日10時から24時までとなっている。
この仮想世界上では、ユーザーは仮想通貨「コイン」でアバター向けにファッションアイテムを購入したり、カジュアルゲームやユーザー同士のチャットを楽しむことができる。
アバターは重ね着にも対応するため、50〜100のレイヤーデータを持つという。スマイルラボ代表取締役社長の伊藤隆博氏は「最後発であるからには最高品質と考え、デザインだけで4カ月かかった。アバターはサイズも大きく、服の縫い目も再現できるため、今後はファッションブランドなどとの連携も検討している。10月中には何かしらのショップを提供する」と語る。
また正式版の新要素として、「家」の所有が可能になった。「韓国のCyworldでは部屋、米国のSecond Lifeでは土地という概念があるが、日本人には家が必要。『知らない人が突然部屋に来るのは困る』という声もユーザーから挙がった」(伊藤氏)。そのほかタレントの小倉優子さんお気に入りの限定アバターアイテムをコインで購入できるキャンペーンも実施する。
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