スマイルラボの仮想世界サービス「Nicotto Town」が正式公開--ゆうこりんのアバターも - (page 2)

岩本有平(編集部)2008年09月29日 19時20分

 ゲームに関しては現在、ババ抜きや大富豪、7並べなどのカードゲームとスロットマシーンを用意。今後も操作の単純なカジュアルゲームを中心に種類を増やしていく予定。将来的にはユーザー同士での対戦ができるゲームも提供するとしている。

 アイテムの購入やゲームの利用に必要となるコインは、ユーザーの行動と連動して入手できるようになっている。たとえば1日1回ログインすると5コイン獲得、ブログを書くと10コイン獲得、といった具合だ。そのためか、ブログの執筆も活発で、アルファ版では7割がブログを執筆し、1エントリーに5件程度のコメントがつくという。

 10月以降はアイテム課金での収益化を進めるため、有料のコインも提供する予定。有料と無料のアイテムは基本的に別々のものが提供される予定だ。また、10代の利用者も多いため、伊藤氏は「アクティブに活動すれば1日100コイン以上を得られる。無料のままでも(アバターのファッションなど)楽しめるということにもチャレンジしていきたい」と語る。

 また、アイテム課金とあわせて、企業が仮想世界のエリアやエリア内の建物を購入し、プロモーションに利用することなどBtoBビジネスも展開する。料金など詳細は現在未定だが、システムの維持費と1クリック数円程度の課金といった比較的低コストでの提供を予定する。さらに今後はアバターシステムのOEM提供も実施する準備をしており、現在ニフティへの導入を進めているところだという。

 同社では年内10〜15万ユーザーの獲得を目指す。その後ユーザー動向を考慮し、2009年度には携帯電話版の提供なども検討する。

 スマイルラボはスクウェア・エニックスの100%子会社。カジュアルゲームポータルの運営に向けてスクウェア・エニックスとニフティが3月に提携したことを受け、開発・運営会社として設立された。

左からニフティ代表取締役社長の和田一也氏、スマイルラボ代表取締役社長の伊藤隆博氏、スクウェア・エニックス代表取締役の和田洋一氏 左からニフティ代表取締役社長の和田一也氏、スマイルラボ代表取締役社長の伊藤隆博氏、スクウェア・エニックス代表取締役の和田洋一氏

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