Appleは、「iPhone」のバッテリをめぐりユーザーから提起されていた訴訟に対処する必要はなくなるようだ。
Bloombergによると、原告のJose Trujillo氏は、iPhoneのバッテリ交換をめぐる状況を不服とし、Appleを提訴したが、シカゴの判事はこの訴訟を棄却したという。同判事は、iPhoneのパッケージに「(バッテリの)充電可能回数には限りがあり、いずれAppleのサービスプロバイダーによる交換が必要になる」と書かれているとし、この説明は、消費者がiPhoneを購入する前に、Appleもしくはサードパーティーによるバッテリ交換が必要である点を知らせるための警告として十分だとの判断を下した。
Trujillo氏の訴訟は、勝訴の見込みは全くないように思われた。というのも、同氏の最初の訴えは、バッテリの予想寿命などの重要事項が不正確だったからだ。ただ、恐らく同氏は、iPodのバッテリをめぐり提訴して勝訴した過去の裁判と今回の自分の裁判を結びつけることにより、賠償を求めようとしたのだろう。しかし、Trujillo氏の訴訟はまだ完全に終わったわけではない。判事は、Trujillo氏はiPhone購入前に、同氏とAT&Tとの間で生じた紛争はすべて裁判ではなく調停で解決する必要があるという事実を知らなかったとの判決を下した。そのため、AT&Tは同氏との間で何らかの折り合いをつける必要がある。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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