The Wall Street Journal(WSJ)のウェブサイトがリニューアルされた。サイトには、ソーシャルネットワーキングから着想を得た機能が追加されている。
米国時間9月14日のAssociated Press(AP)の報道でも、WSJのサイトが16日、「Journal Community」というサービスを開始する予定だと報じられていた。同サービスでは、有料の購読者が個々のストーリーにコメントをしたり、ディスカッショングループを作ったり、お互いにアドバイスを求めたりすることが可能だ。ソーシャルネットワークサイトのFacebookやMySpaceのように、同サービスの購読者は個人のプロフィールを作成できる。もっとも、このサービスでは、お気に入りの映画や音楽に関する文章の代わりに、プロフィールに購読者の実名や、職業、関心事が掲載される点が特徴だと、APの記事には書かれている。
同サイトの編集を監督しているデピュティマネージングエディターのAlan Murray氏がAPに語ったところによると、WSJは、ソーシャルネットワーキングツールを採用することにより、ユーザーをより長時間、サイトに引き付けられると期待しているという。
続けて同氏はAPに対し、「われわれは、将来的にソーシャルネットワークがコンテンツ供給やニュース配信において重要な役割を果たすようになると信じている。われわれはこれらのネットワークの一部になりたい」と述べていた。
「ここで使われる技術は、他の場所でも利用できるものばかり」とMurray氏は言う。また同氏は続けて「われわれが持っているもので、他で手に入れられないのは、購読者を基盤とする(Wall Street)Journalのコミュニティーである」と語る。
同紙は、同サイト上の議論での実名使用が、議論の質を向上させることを望んでいる。これは、ユーザーにハンドルネームの使用を認めた結果、議論がしばしば個人攻撃に移ってしまう他のサイトとは対照的だ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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