サーバを仮想化することによる利点の1つは、LinuxとWindowsを同じサーバ上で稼働することができる点だ。しかし、サーバの調子がおかしくなったときに誰に助けを求めればいいのか分かりづらいということが悩みの1つだ。
MicrosoftとNovellは米国時間9月10日、両社は今後こうした問題をもう少し分かりやすくする意向だと述べた。両社は、「SUSE Linux Enterprise Server」が、「Windows Server 2008 Hyper-V」のゲストOSとして稼働可能にする共同ソリューションを提供することを発表した。
両社は、Dellなどのパートナーが、マサチューセッツ州ケンブリッジある両社共同の研究所でこのソリューションを検証すると述べている。これは、約2年になる両社提携における最新の成果だ。
MicrosoftのバイスプレジデントであるBob Kelly氏は声明で、「MicrosoftとNovellによるこのコラボレーションは、顧客やパートナーのIT需要を満たし、顧客の混在した環境をサポートするソリューションを提供するというわれわれの願望によって作り上げられてきた」と述べる。「混在したIT環境を抱え、Microsoftのハイパーバイザーを(システムの)基本としている顧客にとって、この仮想化ソリューションは選択肢となる。クロスプラットフォームのハイパーバイザーを必要とするチャネルパートナーに対して、Novellとわれわれの取り組みは、扱いやすい基盤を提供する」(Kelly氏)
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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