サンディエゴ発--DVDも音楽CDのようにそっくりコンピュータに保存できるとしたらどうだろう。
RealNetworksはそんなソフトウェア「RealDVD」をローンチした。DVDをPCに取り込み、ディスクなしでいつでも観られる映画ライブラリを構築できる。
RealDVDは米国時間9月8日、サンディエゴで開催中のDemoFallで発表された。RealDVDはDVDをそっくりコピーして、PC、USB接続のハードディスク、親指大のフラッシュドライブなどに保存できる。DVDライブラリが巨大だという人は、外付けハードディスクに保存できる。
カバーアートや特典の保存も可能で、またジャンル、レーティング、役者でコレクションを並べ替えたり、ペアレンタルコントロールを設定したりできる。DVDを記録しながらの再生も可能だ。RealDVDは「Windows XP」または「Windows Vista」で動作する。
RealNetworksは、RealDVDは「合法」だとしながら、レンタルされたものを含めどのようなDVDからもデジタルコピーを作れることを認めている。DVDがレンタルされたものなのか購入されたものなのか、ソフトウェアが区別できないためだという。しかし、コピーをPtoPネットワークに上げたり、電子メールで送信したりということはRealDVDではできない設定になっている。
RealNetworksのシニアプロダクトマネージャーであるEric Fox氏はCNET Newsに対し、「映画制作会社にとってはよい話だ。現在可能な最悪の違反(PtoPによる配信)は防いである。手持ちのDVDの価値をより多く引き出せるようにして、さらなるDVD購入を促進するものだ」と語った。
DVDのコピーを保存できるコンピュータやストレージ機器の追加は、1台に付き割引価格19.99ドルで可能だ(最大4台まで)。
RealDVDは9月中に特別価格29.99ドルで発売予定だ。のちには正規の価格49.99ドルでの販売となる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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