米Yahooは、ソーシャルネットワークの実験的サービス「Yahoo Mash」を開始からわずか1年で終了すると発表した。
YahooのコミュニティマネージャーであるMatt Warburton氏からMashのメンバーに送信された電子メールには、「Mashベータサービスをお試しいただき、ありがとうございます。Mashを楽しんでいただけたことと思います。このたび、Mashは2008年9月29日をもって終了することになりました。終了後、Mashにあるお客様の現在のプロフィールは利用できなくなります」と書かれている。
Mashで実現されていた目新しいものといえば、まず、友だちを招待する代わりにプロフィールを作成してから、友だちを招待してプロフィールをカスタマイズ、変更できることくらいだった。また、原始的なソーシャルネットワークアプリケーションともいうべき「モジュール」を追加できた。Mashは、以前から存在するYahooの数百万人のユーザーアカウントが基盤のソーシャルネットワーク「Yahoo 360°」の発展形として開発された。Yahoo 360°がAOLのプロフィールに似ているとすれば、Mashは「Facebook」に近い。
しかし、Mashは人気が出なかったことから、、Yahooは今回、同サービスの閉鎖を決めた。
しかし、Yahooが実験的なソーシャルネットワークを立ち上げ、結局終了したのは、今回が初めてではない。2007年、Yahooは、わずか数カ月運営しただけで、「Dodgeball」、「Brightkite」に似たモバイルソーシャルサイト「Mixd」を閉鎖した。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス