米国の消費者は前月に比べ米国経済への信頼を深めており、引き続き今後12カ月間の技術製品への支出を増やそうと思っている。米国時間8月26日、全米家電協会(CEA)とCNETによる調査結果2件が発表された。
発表されたのは、経済全般に対する消費者の期待を表すCEA-CNET消費者期待指数(Index of Consumer Expectations:ICE)と、技術への支出意欲を表すCEA-CNET消費者テクノロジー期待指数(Index of Consumer Technology Expectations:ICTE)。両指数とも、8月は上昇した。
100から300までの値を取るICEは165.5、最低を記録した7月より3ポイント強上昇し、4月以来最も高くなった。しかし、1年前に比べるとまだ9ポイント低い。
「前年比ではまだ下回っているが、夏の終わりにかけて消費者は信頼を示す兆候を見せている」(同報告書)。ICEの要素の1つである「この先12カ月間に景況が現在より上向くことへの期待」については前月に比べわずかな増加だったが、他の2つの要素である雇用と個人の経済状況に対する信頼の増加幅は比較的大きい。
0から200までの値を取るICTEは84.4ポイントで、7月より4ポイント弱の上昇を示した。これで連続3カ月の上昇、3月以来最も高い水準になった。また、前年比増は2007年1月の調査開始以来、初めて。
ICTEの要素の1つである「消費者テクノロジーへの支出増に対する意欲」は、過去5カ月間で最高の水準だった。
この調査は毎月、無作為に選んだ1000人に電話をかけてデータを収集し、全米を代表するように加重して集計される。結果の発表は毎月第4火曜日。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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